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リトアニア
Lithuania LIFESTYLE

身近なリトアニアを楽しむ
LIFE & MUSIC
BOOK & MOVIE
メッセージ&コラム
MESSAGE & COLUMN of LITHUAANIA
2020/6/10 Posted
ゲディミナス・バルブオリス
駐日リトアニア大使
はじめに、「北欧の おうちで 音楽ピクニック 2020」の主催者の皆様へ、北欧・バルトの国々で夏至が祝われる特別な日に、音楽をみんなで一緒に楽しむ素晴らしい機会を、今回はオンラインにて作っていただくこと、心より感謝申し上げます。
北欧・バルトの国々の伝統には、夏至にまつわる共通点がありますが、リトアニアの夏至祭はペイガンとキリスト教の伝統が合わさったものです。古くから、リトアニア人の祖先は夏至を「ラソス」と呼んで祝ってきました。「ラソス」は「ラサ(=夜明けに草地を覆う、輝く露の意)」に由来しています。人々は日の入りまで歌って踊り、物語を語り、幻のシダの花を真夜中に探したり、焚火を飛び越えます。また、夏至の日の出を祝福し、朝露で顔を洗い、若い女性は花輪を川や池に浮かべるのです。
リトアニアにキリスト教が伝わった際、聖ヨハネの日の文化も受け継がれ、ヨーナス、ヨーネ、ヤニナといったリトアニア人の名前はこれに由来しています。
東京では、毎年リトアニア人コミュニティーが集まり、街の公園でピクニックをし、リトアニアの歌を歌って、この日を祝います。
ご一緒に、「北欧のおうちで音楽ピクニック 2020」の素敵な音楽を楽しみましょう。

2020/6/2 Posted
本多 桃子 Momoko Honda
ソダス作家
「ソダス」- リトアニア語で「藁の庭」を意味する麦藁装飾。
フィンランド の「ヒンメリ」に似た麦わら飾りで、主に天井から吊るし飾ります。中世後期にヨーロッパで最後にキリスト教国となるまで、リトアニアは長く自然崇拝の国でした。その頃から主食の黒パンの材料であるライ麦の藁で作られ、神聖な飾りとして家庭を護ってきたソダス。太陽や星、天使、花、鳥、人間などさまざまなモチーフと幾何学形の組み合わせは、世界各地で見られる「生命の樹」にも通じる神秘を秘めています。吊るした場の空気をまといくるくる廻る様子は時を超え、今もやさしく私たちを見護ってくれるのです。

2020/5/29 Possted
Ms. Nishi(西さま)
駐日リトアニア共和国大使館 勤務
1度食べたら、もう忘れられない・・・リトアニアの食文化
「ツェペリナイ」日本では聞き慣れない響きかもしれません。ジャガイモの生地で肉を包んだリトアニア料理(写真右)です。できたてのツェペリナイを、サワークリームと一緒に食べるのが、リトアニア流。その他にも、「シャルティバルシチャイ」というビーツを使ったピンク色の爽やかな冷製スープ(夏至にぴったり!)や、ビスケットの入った食感のいいココアケーキ「ティンギニス(=ナマケモノ、の意)」などなど、ここではとても紹介しきれませんが、一度食べたら、「またあの味が食べたい、リトアニアに行きたい・・」となることでしょう。名前が難しいので忘れないようにと、私のメモ帳はリトアニア料理の名前でいっぱいです。

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