近いのはカタチでなく、地域を大切にするココロでした。
奈良県山添村に「フィンランド式サウナ」があると聞き、取材に行ってきました。
この村の村長さんから受け継いだ築100年を超える民家で、高台にある三室だけの独立した一棟貸しのお宿。

日本で見かけるサウナとは違い、200㎏のサウナストーンを熱し、室内はしっかり熱いのに空気が優しい。北欧でのサウナ体験を肌や身体の芯が思い出した様で、汗が吹き出てきます。
正直なところ….豊かな空間は、洗練されていて、衛生的で居心地は北欧以上でした!
オーナーの梅守さんが、裏山に入って ヒノキの枝を数分で「ヴィヒタ」(枝葉を束ね、サウナ室で全身を叩いて使用する)にしてくれました。
「北欧は白樺の若枝を使うけど、その土地のものを使うのが一番いいんですよ。」
身体を叩くだけでなく、ヒノキのヴィヒタを抱きしめて香りを楽しむことをオススメしてくれました。 この日の「ロウリュウ」(サウナストーンに水をかけて熱い蒸気を発生させ、室内の温度を一気に上げて発汗を促すこと)は、山添村の和紅茶の香りもミックスされて“和サウナ風”。外からは、この土地の恵みで育つウグイスやヒバリの声、太陽の差し込みが合わさり、とても心地良いのです。
「まだフィンランドに行ったことがないんです。」とおっしゃってましたが、そのことが良かったのだと思いました。模倣ではなく、しっかり地元の風土に根付いたumeでしか味わえないサウナになっています。
改めて北欧のサウナの成り立ちが理解できた時間になりました。
梅守さんがサウナ室で、umeのサウナについてお話してくださいました!
詳しくはCoyote No73 Spring(3/15発売)の、10ページの特集でご紹介されています。
Coyote ▸ https://www.switch-store.net/SHOP/CO0073.html ume,yamazoeのパンフレット冒頭に「ひとに優しい場所を目指して」と記されてある通り、「人々・場所・食事」について真心が伝わる暖かい時間を提供されています。
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